Fire Worksでパスに沿った文字を書く

「どひぇぇぇっ~」が書きたい!

「どひぇぇぇっ~」が書きたい!

この例の「どひぇぇぇっ~」という文字のように、円形にながれる文字を作ることになりました。
(でも、こういう状況には、できたら、なりたくない…)

Fire Works CS5でトライです。

楕円形ツール

楕円形ツール

まずは楕円形ツールを使って、テキストを沿わせるためのパスを書きます。

テキストを書く

テキストを書く

書いたパスのそばに、テキストを書きます。

楕円形とテキストを選択

楕円形とテキストを選択

パス(ここでは楕円形)とテキストの両方を選択します。

パスに結合

パスに結合

「テキスト」→「パスに結合」と選びます。

楕円に沿った「人生、山あり、ワケあり」

楕円に沿った「人生、山あり、ワケあり」

できあがり!

パスから分離でもとにもどる

パスから分離でもとにもどる

やっぱり元に戻したい、というときは、「テキスト」→「パスから分離」を選択すればOKです。


テキストの開始位置

ところで、テキストの開始位置はどうやって決まるのかというと…。

パスに結合して、テキストを配置すると、文字のスタートラインは、基となるパスを書いたときに、最初に書き出したところからとなります。

開始位置の微調整は、テキストを選択した状態で、「テキストのオフセット」に数値を入力すると、変更できます。

また、パスを終了した位置からテキストを開始したい場合は、「テキスト」→「逆方向」を選択するとできます。

ということで、楕円にテキストを流してみました。

楕円に沿わせて、「パスに結合」したところ

楕円に沿わせて、「パスに結合」したところ

「逆方向」にしてみたところ

「逆方向」にしてみたところ

パスの始点と終点の位置

パスの最初と最後のポイントの位置

楕円形ツールで書いた円は、どこがパスの始点で終点かはほとんど意識していませんでしたが、左横からスタートして、時計回りに回っているようです。

なので、楕円形ツールや、その他のツールを使って、パスを合体したり、型抜きしたりして作った図形にテキストを流そうと思うと、なかなか思うとおりになりません。


複雑な図形のパスにテキストを沿わせる

いろいろな図形を組み合わせたものにテキストを流したい

いろいろな図形を組み合わせたものにテキストを流したい

たとえば、このきみどり色の、山風の図形です。これは楕円ツールと、長方形ツールを使って書いた図形のパスを合体したり型抜きして作りました。
この山のような曲線に沿わせて、テキストを書きたいと思ったのですが…。

山風の図形とテキストを両方選択したところ

山風の図形とテキストを両方選択したところ

さきほどと同じように、この山風の図形とテキストを選択してから、「テキスト」→「パスに結合」を実行すると、

山の稜線にそわせたかったのに・・・ふもとからスタートしちゃった。

山の稜線にそわせたかったのに・・・ふもとからスタートしちゃった。

ありゃ、思いも寄らないところにテキストが流れています。底辺の左端が、パスのスタートラインとして認識されているようです。

ではではと、「テキスト」→「逆方向」を実行してみます。

「逆方向」では、山の頂上からスタートしちゃった…

「逆方向」では、山の頂上からスタートしちゃった…

またまたありゃ、です。こんどは、山のてっぺんからスタートしちゃいました。
ペンツールを使ったりして、どこがパスの始点かわかればいいですが、これでは、どこがどこだか…。

もう1つ別にパスを書きます

もう1つ別にパスを書きます

なら…と、自分でパスをペンツールで書いてみます。

最初から楕円形ツールなど使わずにペンツールでパスを書けばいいのですが、見習にとってはパスを自分で全部書くのは、ちょっと大変です。でも、最初から全部自分でパスを書くよりは、楕円形ツールなどで作ったパスを見ながら、ペンツールでなぞっていくほうが少しはラクです。だいたいどこにポイントを置いたらいいかとか、方向線はどこにどれくらい出ているかとか、見ることができるので、それにあわせていけばOKです。

山の稜線部分をまねて、パスをペンツールで書いてみたところ

山の稜線部分をまねて、パスをペンツールで書いてみたところ

どうでしょう、見習、がんばってパス書いてみました。山の稜線になるようにテキストを流したいので、下の部分は要りません。そもそもテキストを流したくないところはパスがないほうがコントロールしやすいです。

ペンツールで書いたパスとテキストを選択

ペンツールで書いたパスとテキストを選択

ペンツールで書いたパスと、テキストを選択してから、「テキスト」→「パスに結合」を実行します。

山の稜線に沿った!

山の稜線に沿った!

やった、でけた。それっぽくなったかな?

山の稜線にあわせるように、テキストがキレイに見えるよう、パスの角度を変えたりして、整形してみました。

ちょっとうれしい見習です。(でも、人生、山あり、谷あり、ワケありです…)

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